発足5周年記念講演会の報告 !

(メルマガvol.19より)

発足5周年記念講演会の報告 !
(株)リープス代表・鈴木善人氏
あさかぜ特許商標事務所所長・中山俊彦氏をお迎えし
「食」分野のデザイン・知財の活用について講演いただきました


総会終了後は
恒例となっている記念講演会を開催しました。
非会員を含め35名が参加
盛会裏に終えることができました。

今回のテーマは、
北海道の食産業を支えるデザインと知財の活用。

講師には、農業コンサルタントとして活躍されている
(株)リープス代表の鈴木善人 氏と、
商標をはじめ知財全般の活用にお詳しい、
あさかぜ特許商標事務所所長・中山俊彦 氏を
お迎えしました。

パート1は、鈴木 氏による
『北海道の<食>に今求められる経営視点のデザイン・知財活用とは』
をテーマとするご講演。

日本の農業・食の現状から、
将来の食のあるべき姿をきちんと捉え、その実現を図るためには
デザインや知財の活用が不可欠である。
なぜなら、この2つの活用は
人々に「食」や「農」に対する正しい理解を促し
ブランドづくりにも貢献できる。
これらについて分かりやすい解説がありました。

パート2は、中山氏による
『デザイン・知財活用のキモとなる知的資産の“見える化”』
をテーマとするご講演。

知財の見える化や、
知財を活用した顧客の「共感」づくりにおいて
デザイナーならではの能力を発揮できる。

人材、技術、組織力、ブランド等の目に見えない 資産を棚卸しし
「知的資産経営報告書」としてとりまとめることで
固有の知的資産を認識できる。
これをデザインで見える化し活用する「知的資産経営」
が今後ますます重要になる。
一次産業においても、「知的資産経営」が始まっている。

といった大変興味深い内容でした。

従来、食産業とデザインと言うと、
パッケージデザインや商品のシンボル等のデザインに
焦点が当てられます。

今回のセミナーでは、もう少し広い視野から
経営視点のデザイン・知財活用
デザインの活用における知的資産の「見える化」の重要性
これらについて話題提供いただきました。

アンケート調査結果からは、
「食におけるデザインの大事さが分かった。」
「消費者を育てて行く、という視点が興味深かった。」
「知的資産経営に興味を持った。」
などのコメントがあり、参加者は大満足だったようです。

今回取りあげたデザインマネジメントと知財のテーマは、
今後新たな活動を展開する予定です。
こちらもご期待ください。

(HDMF理事 万城目聡)

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