デザインマネジメントコラム  ◇ユーザエクスペリエンス(UX)白書のご紹介!

(メルマガvol.9より)

デザインマネジメントコラム
◇ユーザエクスペリエンス(UX)白書のご紹介!


本メルマガでは、HDMF役員メンバーが持ち回りで、デザインマネジメント関連の話題をコラム発信します。今回ご紹介するのは、最近、UXと略記されることも多くなったユーザエクスペリエンス関連の情報提供です。

UX、UXデザイン、UXデザイナー、UXラボ・・・UXは、IT機器やソフトウエア、WEBサイトからサービスの分野も含め幅広い分野で使われています。
当フォーラムでも第2期目に開催した例会において「製品・サービスづくりを革新させるエクスペリエンス[経験] デザインとは?」というテーマで、ゲスト講演会を開催しています。
UXとは、一言で言うと、製品やサービスなどに関与した際に得られる体験の総体です。
これまでもユーザインタフェース(UI)、ユーザビリティといった操作性や使いやすさに係わる類似の概念がありました。これらに比べ、UXはより包括的な体験を捉えようとする概念です。
一方、UXは様々な分野で使われだし、その概念やとらえ方の視点も多岐に渡りつつあります。

そうした状況を背景に、2010年秋ドイツにおいて、第一線のUX研究者等が集まり、UXの核となる概念を明確化しようと議論が行われました。その結果は、UX白書(UserExperience white paper)としてまとめられ、日本語訳も昨年12月に公開されたところです。

英語版は、

User Experience White Paper


日本語版は、
http://site.hcdvalue.org/docs

現象としてのUX、実践としてのUX、この2つの視点を中心に、UXの理解や実践に役立つ知識が簡潔にまとめられています。ユーザ中心の製品やシステム、サービスなどを設計する上で、役立つ指針となりそうです。ぜひ、ご興味のある方は、ご覧になって下さい。

(HDMF理事  及川雅稔)

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