北海道デザインマネジメントフォーラム(HDMF)会員の皆様
いかがお過ごしですか。
先週末の札幌は初雪、いよいよ寒くなってきました!
おかげさまでHDMFは活動8年目に入りました。
これからも皆さまにとって、益々魅力ある会となるよう
取り組みを進めてまいります。
今期は、2年間に渡って会長を務めて頂いたピーエス(株)の
大橋さんのご退任に伴い、プリントハウス(株)の加藤さんを
新会長に迎え、スタートを切りました。
本号では、先日行われた第8期 定時総会と、
HDMF発足のきっかけをつくって頂いた
(株)コボの山村氏による発足7周年記念講演会など
についてお伝えいたします。
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経営×デザイン=地域産業の未来を創る!
北海道デザインマネジメントフォーラム(HDMF) メールマガジン
http://hdmf-hdmf.blogspot.com/ Vol.35 2015.10.28
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★☆ HDMFメールマガジン第35号!! ☆★
━【目 次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】第8期 定時総会の報告
加藤新会長を迎え、新たな役員体制で第8期に臨みます
【2】発足7周年記念講演会の報告
(株)コボ代表取締役社長・山村真一氏
「“新製品開発×デザイン”成功プロジェクトの共通点とは?」
【3】HDMF新会長あいさつ
プリントハウス(株) 代表取締役 加藤暢敏
【4】デザイン関連のイベント紹介
11月13日開催SICS 特別イメージセミナー
「消費者に選ばれるワケを明確に知る」
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【1】第8期 定時総会の報告
加藤新会長を迎え、新たな役員体制で第8期に臨みます
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少し時間が経ってしまいましたが、
9月9日(水)札幌市立大学サテライトキャンパスにおいて
HDMF第8期 定時総会が開催されました。
総会は、委任状を含め25名が出席。
第7期の活動・会計報告、規則の一部改正、役員の一部改選
並びに第8期の活動方針・計画(案)と予算(案)について
承認されました。
総会には、(株)コボの山村氏がオブザーバ参加され、
「総会に会員が出席し、積極的に発言をしてくれるような
デザインの集まりは、全国的に見ても少ない。
素晴らしいことだと思う。是非これからも頑張って欲しい。」
と、エールを頂きました。
第8期の活動方針は、次の4つです。
・山村塾成果の実践と普及
・セミナー等の実施
・ビギナー向け学びのプログラム開発
・公式ウェブサイトの新設と効率的な情報発信
・これまでの活動の総括と課題の整理、対応策の検討
2年間会長を務められた大橋さんは第7期をもって退任され、
今期よりプリントハウス(株)代表取締役の加藤さんが
新会長に就任されました。
大橋さんは引き続き顧問として役員会にご参加頂きます。
会員の皆様におかれましては
今後とも変わらぬご支援、ご協力をお願いいたします。
(HDMF理事 万城目 聡)
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【2】発足7周年記念講演会の報告
(株)コボ代表取締役社長・山村真一氏
「“新製品開発×デザイン”成功プロジェクトの共通点とは?」
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去る9月9日に開催されたHDMF発足7周年記念講演会に、
私たちにはおなじみの(株)コボ代表取締役社長・山村真一氏をお招きし
「“新製品開発×デザイン”成功プロジェクトの共通点とは?」
の演題でご講演頂きました。
今回はデザイン支援事例として業務用洗濯機、風力発電タワー、能登鉄道
などに加えて、重粒子線治療現場用の木製車いすをご紹介頂きました。
最先端のガン治療法である重粒子線治療の現場では、金属製のものを
治療室内に持ち込めないため、全てのパーツから金属を廃した車いすを
開発したところ、高額な製品にもかかわらず全国の病院などから
注文が入っているとのことでした。
近い未来にフォーカスし、先回りしてモノを作る山村的アプローチの
真髄を垣間見させて頂きました。
質疑応答の時間には「モノの高級感、品質感をどう出していけばいいのか」
という質問に対して先生からは「例えば伝統工芸のお盆を普段使いにして
いくことも、これからの“高級”のあり方なのではないか」、
「写真の世界でも、スマホでプロが撮影から編集までやるような時代に
なってきている。単に画像がきれいだとか通話品質が良いといった
程度では商品企画とは言えない」といったお答えを頂きました。
また「連携・協業のコツは?」との質問には「デザインはさまざまな分野
をつなぐ“共通分母”になる。どんなことにも対応できる幅広い知識や
フレキシビリティを持とう」とのお答えを頂きました。
参加者アンケートでは、ご回答頂いた全ての方が今回の内容を
「有益だった」と感じており、特に非会員の方からは「とても励みになった」、
「とても大切な考え方をたくさん聞くことができた」、
「大変刺激を受けた」といったご感想を頂くなど、やはり山村先生のお話は
デザインマネジメントの入口としても相応しいと感じました。
また、当日は山村先生のご講演に続いて、私、工業試験場の日高から、
この三年間の山村塾活動の成果として開発した山村流モノづくり実践支援
キット「プロジェクトメーカー」について紹介させて頂きました。
本キットを用いたミニワークショップを近々開催致しますので、
ご興味のある方は是非ご参加ください。
(HDMF理事 日高青志)
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【3】HDMF新会長あいさつ
プリントハウス(株) 代表取締役 加藤暢敏
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この度、北海道デザインマネジメントファーラム(HDMF)の
会長を拝命しました、加藤でございます。
就任に当たり、ご挨拶を申し上げます。
現在、新国立競技場整備問題に続いて、オリンピック・エンブレムに
関連したデザインの受難ともいえる状態が続いています。
一方で、北海道の各地域において、デザインを活用して、
地域と関わりのある商品やサービスをブランド化していこうという
動きも活発になっており、「デザインマネジメント」の価値・重要性が
ますます増加しています。
このようなときに、会長の大役を仰せつかり、身の引き締まる思いです。
「デザインが地域の豊かさの原動力になる」
これが当フォーラムの中期ビジョンにおける活動の方向性となります。
当フォーラムでは、この方向性に基づき、デザイン活用に関心のある
道内企業様等のデザインマネジメント力の向上を支援し、
気づきと学びの場づくりのお手伝いをしていきます。
今期の具体的な活動計画には、
①好評をいただいている山村塾の活動とその成果をもとに開発した
「プロジェクトメーカー」の実践と普及
②単独・連続型のセミナー・ワークショップの開催
③ビギナー向けの学びのプログラムの開発等
会員の皆様及びデザイン活用に興味を抱いている方に向けた
取り組みを計画しております。
今後、より一層、デザインに関する幅広い課題にお役に立てるよう、
理事・事務局ともども、会員の皆様としっかり連携し、
北海道経済の発展に寄与していきたいと考えております。
今後とも、皆様方からの変わらぬご指導、
ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
(HDMF会長 加藤暢敏)
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【4】デザイン関連のイベント紹介
11月13日開催 SICS 特別イメージセミナー
「消費者に選ばれるワケを明確に知る」
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北海道ブランドの発信や取り組みが盛んになっています。
観光立国を目指し、食材、料理の美味しさ、味わうシーンまで
北海道らしさをどのように感じてもらうか。
ネーミング、パッケージデザイン、商品そのもの、
全体のストーリーを素直に実感してもらい、好きな印象として、
正確な記憶に変えてリピートにつなげられるのか、
じっくり考えてみませんか。
何気なく手にした商品にも、必ず選んだ理由があります。
感性マーケティング(WAT-9) を用いた選ばれる商品を作る
戦略を実例をあげて分かりやすく解説します。
これからの魅力的な商品開発やサービスを考えるヒントに
つなげてください。
開催日時:11 月13 日(金)18:00~20:00 ( 受付17:45 ~)
開催場所:かでる2.7 520 会議室
講師:静岡文化芸術大学名誉教授 宮内博実氏
定員:90 名
受講料:2,000 円
参加申込み締切:11月9日(月)
※お申し込み方法は添付ファイルはご覧ください。
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北海道デザインマネジメントフォーラム(HDMF)
http://hdmf-hdmf.blogspot.com/
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北海道デザインマネジメントフォーラム事務局
北海道立総合研究機構 工業試験場内 印南
TEL:(011)747-2377(直通) FAX:(011)726-4057
MAIL:hdmf@hro.or.jp
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