第3回「プレ山村塾」開催(1/18)の報告  デザイン業と依頼企業が本音で語り合いました!

(メルマガvol.15より)

第3回「プレ山村塾」開催(1/18)の報告
デザイン業と依頼企業が本音で語り合いました!


去る1/18(金)、R&Bパーク札幌大通サテライトを会場に、第3回「プレ山村塾」を開催しました。参加者は10名、第1・2回目に参加された方々が中心です。

山村塾とは、私たちにはなじみの深い(株)コボの山村社長を塾長に仰ぎ、独自なデザインの考え方や進め方を学び取っていくHDMFオリジナルの活動です。昨年の8月に第1回、第2回目を行いました。そこでは山村塾長の代表作「業務用洗濯機のデザイン開発」をケースとして、参加者による事前学習を前提にディスカッション、グループワーク、山村塾長との問答などを行い、山村イズムの一端を学ぶことができました。

第3回目となる今回は、「フィードバック会」と位置づけ、第1・2回目の内容を振り返りながら、学びの深化と定着を目的に実施しました。具体的には、第2回目における山村塾長との問答記録を教材とし、「デザインのわかりにくさ」をテーマに、デザイナーチームとデザイン依頼企業チームに分かれ、ディスカッションなどを行いました。

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このディスカッションから得られた認識の一端を紹介すると、
・「デザイン業には何ができるのか」「それにはいくらかかるのか」という“ビジネス上の共通基盤”がデザイン業と依頼企業の間にできていなければ、両者はスタートに立てない。
・そのさらに前段階の“人間的な共感基盤”として、お互いに「価値観が似ている」「共通の関心ごとがある」といったことも重要である。それができた後、デザイン側から「こんなことができる」という提案や「それにはこのくらいの費用・期間が掛かる」と伝えていくのが良い。
・依頼企業側に一方的にリスクを取らせるのは、デザイン業側の「下請けに甘んじたい」という弱気の現れではないか。まずは一回安いデザイン料で受け、依頼企業がそれを気に入ったら、以降の仕事は正式な料金で受けるという方法もある。

「プレ山村塾」と題して実施した3回に渡る参加型の塾活動は、今回をもってひとまず完結致しました。今後は山村塾長とも相談の上新たなテーマを設定し、「山村塾」活動を本格始動させていきます。
デザイン業の方々にも依頼企業の方々にも、きっと役に立つ知的興奮にあふれたプログラムを企画チームでご用意します。どうぞお楽しみに。

(HDMF理事 日高青志)

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