急に気温が高くなり、北海道にも夏がやってきました。
そしてHDMFの３回連続セミナーが始まりました。今年のHDMFの夏はとてもアツいですよ！
６月２８日（火）、第１回目のセミナーを開催致しました。
今回は株式会社内田洋行北海道支店様のご協力により、
「札幌ユビキタス協創広場 U-cala」をお借りする事ができました。
クリエイティブな雰囲気が溢れるとても素晴らしい空間で、
「これもデザインマネジメントの力だよな～」と感じました。
第１回は伊藤千織デザイン事務所代表、伊藤千織氏より
「今日から使える！『デザインの見つけ方』」というテーマでご講演頂きました。
ご講演の前半は、昨年開催されたTED×Sapporoでの
「デザイン視力を強くしよう」というテーマ。
デザインに詳しくない人でも、すべての物は誰かがデザインしている
ということに気づける、ワクワクするお話でした。
後半は伊藤氏のこれまでの経歴・お仕事のご紹介。
伊藤氏はプロダクトデザインをメインに活動されていますが、
イラストレーションや空間デザインなども手がけられており、
大変幅広い活動と、そのプロセスをご紹介頂きました。
最近の事例では、東川町の東川小学校が校舎を新しくした際に
伊藤氏が備品コーディネート・サイン計画などのデザインプロデュースを
手がけられた例をご紹介頂きました。
東川の企業が持っている技術を学年の区切りに活かしたサイン計画や、
東川の家具作家の作品を集めるなど、地域のことを考えたプロデュースに感動しました。
質疑応答で「質問はありませんか？」と聞いても、
なかなか質問が出てこない・・・なんてこと、ありますよね。
今回は質疑応答の前に、４人一組のグループで質問を作って頂きました。
いきなりのグループワークでしたが、皆様の交流タイムにもなったようです。
ご講演の中に「普通のサラリーマン」なんていない、という話があったのですが、
それに対して「フツーのサラリーマンは、どうやってデザインを活用したらいいですか？」
という質問が出てきました。
伊藤氏のご回答を要約すると
「普通な人はいない。人はそれぞれ課題を持っていて、それを自分事にする事が大事。
活用というと、デザインをどこかから持ってきて使えばいい、という感じがする。
そうではなく、自分が思っている事をデザインに反映させる。というところがヒントだと思う。」
とのことでした。
口頭での質問より、濃い質疑応答ができたのではと思います。
残念ながら時間の都合で、質問すべてを扱う事はできなかったのですが・・・、
どうしても聞きたいことはプチ懇親会で！
プチ懇親会は、今回初の試みです。
会場の隣のカフェスタンドをお借りしています。
これまた素敵な空間で、皆様の会話もはずんだ模様です。
セミナーを受けて「いい話聞いた～」で終わるのではなく、
感想を言い合ってデザインへの理解を深めたり、
デザインに興味がある人同士で新たな繋がりをつくるための
きっかけをこのセミナーで見つけて頂けたら幸いです。
今回のセミナーは２１名の方にご参加頂きました。ありがとうございました。
次回は７/２６（火）に第２回を予定しております。
申し込みについては近日ご案内予定です。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
（HDMF事務局：印南）