#3 身のまわりのものとデザイン

column3

私たちのまわりにはデザインがたくさんあります。
街、建物、家具、食器・・・すべて誰かが考えて作っています。

まだそれほど人が多くない時代、
身のまわりのものは、人の手でひとつずつ作られていました。
今では工芸品と呼ばれているものもあります。

使いやすさや壊れにくさ、美しさなどを考えながら
職人が作り、受け継いで、改良を加えていきました。

そんな中、19世紀のイギリスで産業革命が起きたのです。

大量生産で作られた製品は安いけれども粗悪品が多く、
その状況に対して警鐘を鳴らしたのが
近代デザインの父と呼ばれているウィリアム・モリスでした。

(つづく)

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