ヨーロッパでは手工芸から大量生産へという
視点からデザインが発展しましたが、
アメリカでは1929年に大恐慌が起きたことで
「いかに消費者に買ってもらうか」
という目線のデザインが製造業界で発展しました。
デザインが製品の売上を左右するという認識が広まり、
工業デザイナーがインダストリアルデザイナーと呼ばれ
活用されるようになりました。
レイモンド・ローウィ氏など、インダストリアルデザイナーには
企業コンサルティングも任されることがあったようです。
(有名な「ピース」のパッケージはレイモンド・ローウィ氏のデザインです。※右図)
アメリカのデザインはバウハウスと並んで
戦後の日本におけるデザインの発展に大きな影響を与えました。
(つづく)