第7回HDMFサロンレポート

4月になり、北海道にも遅い春が・・・
訪れたかと思ったら、まだまだ雪が降る日もある今日この頃です。

大変遅くなりましたが、2月27日の第7回HDMFサロンのご報告です。
今回はHDMF会長、プリントハウス株式会社の加藤代表にご講演頂きました!

 

テーマは「印刷会社の年賀状ビジネス~プリントハウスの取り組み」と
「食品の味と香りで戦略的ビジネス~味香り戦略研究所の取り組み」の二本立てです。

(※スライドを花柄の壁紙に映していたので、模様が入っておりますが気にせずご覧頂けたら幸いです。)

まずは年賀状の市場調査についてのお話。
思った以上に多くの人が自分で年賀状を作っているようです。
印刷会社に印刷を頼むのはどういった人なのか?
そして、新しく取り込めそうな顧客はどこにありそうか?
という点を新たに発明できる力が問われますね。

これまでのデザイン人気傾向、また売れなかったデザインについてもご紹介頂きました。
ご紹介したいところですが、サロンに参加された方限定情報とさせて頂きます。
また、イラストは外注や自社制作が多いのかと思っておりましたが、
意外と公募で集める例も多いとのこと。
検索してみると、確かに戌年のイラスト公募サイトがたくさんありました。
すでに公募を締め切っているところも多く、かなり早くから準備していることに驚きました。

年賀状といえば宛名書き。めんどくさいですよね・・・。
プリントハウス(総合商研)さまでは昔、お客様からはがきを預かって
宛名を作成するサービスを手がけられたそうですが、
住所がない、違う年の年賀状が混ざっているなど、非常に困難なものだったそうです。
現在は手書き専用申込書をフォーマット化し、
お客様の方である程度情報を整理してもらえるようになったとのことです。
フォーマットを作っておくことは業務効率に大きな影響を与える良い例とのこと。

年賀状のお話の最後に、1988年のデザインカタログとの比較をご紹介頂きました。
今でも使えるようなデザインがいくつかありましたが、
基本的に12年前のイラストをまた使うようなことはないそうです。
また、88年の雰囲気が濃い当時ならではのデザインなどもご紹介頂き、
とても面白いスライドが満載でした。

 

二つめのテーマは「味香り戦略研究所の取り組み」について。
総合商研さまが設立した味香り戦略研究所では、
味分析や味覚データによるマーケティング、また新商品開発などに取り組まれています。
今回はその中で、最近開発された商品についてご紹介頂きました。

この「鹿児島ハイボール」は宝山の芋焼酎を使ったハイボールで、
現在全国のイオンやダイエー、ドラッグストアなどで販売中です。
やはり芋焼酎を飲む文化が強い地域での売上が多いとのこと。
画像はハイボールのパッケージの新規提案だそうで、
既に出した商品の関連品を増やすことで、顧客や需要の拡大が狙えますね。

その他、オリジナルカレーの開発なども手がけているそうです。
この防大カレーは昨年の防衛大学校開校祭で販売したそうですが、
非常~に売れたそうです。
量はちょっと多めとのこと。食べてみたいです・・・。

 

ご講演の後は交流会!
湖池屋の新しいポテトチップスが売れていると聞いて、
見つけて買ってきたらダブりました。
そういった話題のものを気にしているのもHDMFらしい気がします。
「ちょっと気になった食製品」をお持ち寄り頂く会をやっても
面白いかもしれませんね。

 

HDMFサロンは基本的に偶数月開催を予定しております。
次回はもう今月、4月開催です!また近々ご案内を致しますので、
会員の方はぜひご参加下さいませ。

 

(事務局:印南)