#4 デザイン運動の高まりinヨーロッパ
産業革命が起きたイギリスでは、
ウィリアム・モリスという人が
「アーツ・アンド・クラフツ運動」を始めました。
日用品の質は生活の質!ということで、
機械による安くて粗悪な大量生産品に対して、
中世の手仕事のような、美しいものを目指した運動です。
この運動は、フランスではアール・ヌーヴォーという美術運動になり、
ドイツではドイツ工作連盟に影響を与え、製品の規格化が進みました。
時代が手作りから大量生産に変わっていく中で、
高品質な美しいものづくりをするために
新しく工業デザイナーという職業が必要になったのです。
(つづく)